【確かめてみよう！】手拭きは布製ではなくペーパータオルを使っているけど問題あり？

2年ほど前から、キッチンと洗面所では布製のハンドタオルからペーパータオルに変更。食器を洗った後のふきんも布製からキッチンペーパーに変えました。

その理由は、布製のタオルやふきんを1日に何度も使っていると乾くのが遅れて雑菌などが繁殖してキレイではないこと。
そして、毎日取り替えると洗濯物が溜まってしまうのが気になったから。

バラエティ番組で「ベッドシーツやバスタオルを取り替えるタイミングは？」というネタをよく目にしますが、濡れた状態から乾いたとしてもキレイなはずはないですよね。

ただ、あくまでも私見なので、自分の正当性を確かめるのではなく、衛生面から布タオルとペーパータオルのメリット・デメリットをキチンと調べてみることにしました。

この記事のポイント

✓ 布製タオルを濡れたままにすると○○になる。
✓ ペーパータオルを使うのはエコに反するのか。
✓ おすすめの布製＆ペーパータオルと収納アイテム

衛生面を確認。布製タオルを1日使い続けると雑菌が繁殖するの？

花王生活者研究センター　https://www.kao.co.jp/lifei/による調査によると、布製の手拭きタオルの汚染度が高い家庭が多く大腸菌群や酵母、カビなどの真菌が検出。

この汚染度は、トイレの便座よりも多くの菌が検出されたそうです。

ただ、この検査の対象となった布製の手拭きタオルが、どの程度使われていたのかが不明なため、毎日交換しているとどうなのかがはっきりしません。

もう1つ、エフコープ商品検査センター「りんご館」の調査によると、使って湿ったままにしておくと、菌が増殖しやすい状況になることが判明。

洗い立ての布製タオルに菌はなかったものの、手を拭くたびにブドウ球菌などを含む雑菌が付着し菌が増加。
その後、乾燥しはじめると菌は減り、手を拭くたびに菌の増加と減少を繰り返しながら、徐々に菌が増加していくことがわかったそうです。

何度か手を拭くたびに、手拭きタオルに付着した菌が手に移ることが想像されるので、手拭きタオルだけでなく手も汚れていることが懸念されます。

ただ、1日使い続けるだけなら、それほど問題ではないとのこと。

1日使ったタオルの衛生状態は、問題視するほどの汚れにはなりませんでした。
しかし、使い続ければタオルの菌は少しずつ増える結果となりました。

菌は一定数を超えると急激に増殖することがあります。
2、3日続けて使うことは避け、なるべく毎日交換した方がいいでしょう。

とはいえ、「せっけんで手を洗ってから水分を拭き取る」という条件があっての話。

キッチンや洗面所で布製お手拭きタオルを毎日交換すると1週間で14枚。

洗濯の頻度にもよりますが、洗濯物が増えて干すだけでもかなりの手間ですよね。

これらの調査を基に筆者としては布製の手拭きタオルは使いたくないかなと感じました。

洗濯が面倒だし、ハンドソープでしっかり洗ったとしても手拭きタオルに付着した菌が手に移るのは気分的に嫌かなと思うからです。

image: Amazon

手拭きタオルとしてペーパータオルを使うことにするとして、どのようなメリットがあるのか。

一方で、デメリットも存在することが想定されるので、思いつくままに整理してみました。

メリット

デメリット

メリット・デメリットをまとめている途中、ペーパータオルは便利だけど環境面から考えたらどうなのかな？と思うようになってきました。

細かく言えば、洗濯するには水や洗剤が必要で、汚水を流すのは環境にどうなのってこともあるけどなぁー。

使い分けはできるのか？たとえば、手拭きタオルは布製で、拭いた後に手指消毒すればいいのかも。

食器を拭くタオルは、洗って使えるペーパータオルにして何度か乾燥させて再利用するとか。

いずれにしても、布製の手拭きタオルは1回でも使うと洗濯が必要なことを考えて利用シーンを選ぶべきですね。