昨今の集合住宅玄関にある郵便ポストのカギは、番号を合わせるダイヤル錠、カギを挿すシリンダー錠、0〜9の番号を押すプッシュボタン錠などが一般的ですが、団地や古い万初伝は南京錠やワイヤーロックを引っ掛けるタイプがまだまだあります。
ただ、南京錠もワイヤーロックもカギで開けるシリンダー式や番号を合わせるダイヤル式が多く、解錠時にカギを出したりダイヤルを回して合わせたり、かなり手間がかかります。
そこでおすすめしたいのが指紋認証式の南京錠です。
本記事では、郵便ポストの開閉をスムーズにする指紋認証式の南京錠の活用メリットとデメリットをご紹介します。
指紋認証式南京錠のメリット・デメリット
指紋認証式の南京錠は、登録した指先をセンサーにタッチするだけで解錠するスマートでセキュリティーに優れたロックシステムです。
本記事では郵便ポスト用として紹介していますが、スーツケースやバッグ、鎖でつないだ格子扉、ロッカーなど多用途で活用できます。
では、どのようなメリットとデメリットがあるのか、ざっくり整理してみました。
メリット
デメリット
- 指タッチですぐに解錠する。
- カギの紛失や番号忘れの心配がない。
- 指紋の複製は難しく防犯性が高い。
- 満充電で長期間の使用が可能。
- 複数の指紋を登録して家族で共有できる。
- スマホアプリで遠隔操作・解錠できる。
- スマホアプリで解錠履歴が確認できる。
- 一般的な南京錠やワーヤーロックと比べて高価。
- バッテリーが切れたら付属キーがないとすぐに解錠できない。
- センサー部分が汚れていると反応しない。
- 読み取り精度が指の状態に左右される。
- 指をケガすると解錠できない場合がある。
- 充電に時間がかかる場合がある。
古いタイプの郵便ポストを一気に最新のスマートロック式に変えるのが指紋認証式の南京錠です。
メリットはいくつも挙げられますが、ポイントはカギがなくても番号を忘れても指タッチですぐに解錠できること。
1回の充電で数千回単位の解錠ができるタイプが多いので長期間の利用、充電機会が少ないのも手間いらずで快適です。
しかも、複数の指紋を登録できるので、家族や友人の指紋も登録すれば利便性も高まります。
ただ、バッテリーが切れてもマスターキーが付属しているモデルなら安心ですが、ない場合は少しでも充電しないと解錠できないので面倒です。
また、センサーの読み取りがモデルにより異なり、雨に濡れて解錠できなかったと指摘する事例もあるので、素材や耐久性などスペックをしっかり確認する必要がありそうです。
ということで、今回は指紋認証式の南京錠で郵便ポストやスーツケースをスマートに施錠・解錠する方法をご紹介しました。
少し高価ですが、面倒な手間から解放されると思えば、長期間の利用ができると考えれば、賢い買い物かもしれませんね、