2023年9月13日未明に発表されたiPhoneの最新モデル「iPhone 15シリーズ」。
iPhone 15 / iPhone 15 Plus / iPhone 15 Pro / iPhone 15 Pro Max の4モデルが発表されましたが、入手方法は一括もしくは分割購入して所有・使用するか、各キャリアで実施している残債設定型分割払いで購入して規定の期間後に返却するかのどちらかとなります。
では、どちらの方法がおトクなのか? それぞれのメリットとデメリットは?
キャリアでの契約+購入はMNPなどでの特典が複雑なので、本記事ではiPhone 15シリーズの端末だけの購入に絞って調べてみました。
※掲載している価格はすべて執筆時点のもので、以降変更される場合があります。
この記事のポイント
✓ 比較のベースとしてアップルの販売価格をチェック。
✓ 一括・分割払いで購入・所有は、初期投資以外はメリットが多い。
✓ 残債設定型分割払いは、お得に入手できるがデメリットもある。
アップルでiPhone 15シリーズを購入するといくらになるの?
まず、アップルの公式サイトや店舗で販売されている、iPhone 15 / iPhone 15 Plus / iPhone 15 Pro / iPhone 15 Pro Max の販売価格と購入方法を抑えておきましょう。
以下は、4つのモデルとも最小ストレージ〜の販売価格になります。
販売価格
- iPhone 15:36回払い3466円/月〜、一括払い12万4800円〜
- iPhone 15 Plus:36回払い3883円/月〜、一括払い13万9800円〜
- iPhone 15 Pro:36回払い4438円/月〜、一括払い15万9800円〜
- iPhone 15 Pro Max:36回払い5272円/月〜、一括払い18万9800円〜
では、この販売価格をベースにして購入・所有と、残債設定型分割払いで購入・返却をチェックしてみます。
一括・分割払いで購入・所有するメリット・デメリット
兄弟サイトの「レコメンド・マニア」にて、iPhone 15シリーズを一番安く購入できるのはアップルと4大キャリアのどこなのか調べた記事を公開しました。
結果、アップルで端末代金を一括・分割払いで購入する方法が、最も安く入手できることがわかりました。
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4大キャリアを比較。iPhone 15シリーズの販売価格はどこが一番安いのか? - レコメンド・マニア
recommend-mania.com
ただ、4大キャリアで実施されている契約+端末購入での特典やキャンペーンを利用すると実質的な価格は変動するのでご容赦ください。
では、メリットとデメリットを整理してみましょう。
メリット
デメリット
- アップルなら無利息の36回払いができる。
- 旧iPhoneの下取り・買取りで最新iPhone購入時の負担が軽減。
- iPhoneの新旧2台持ちで使い勝手が向上。
- 自分のタイミングで買い替えができる。
- 一括購入だと一度に10万円以上の出費に。
- 使用期間が長いほど下取り・買取り価格が下がる。
iPhoneを全額支払って購入すれば、所有物として自分のタイミングで買い替えができます。
下取りや買取り用のスマホがあれば、支払総額から下取り・買取り価格を差し引くことができるので、負担を軽減しつつお得に最新のiPhoneを使いはじめることができます。
また、iPhoneの2台持ちをメリットに挙げましたが、筆者が2台持ちで便利だと感じることがあるからです。
現在は、iPhone 13 ProとGoogle Pixel 7aの2台持ちで、こんなこと・あんなことで活用しています。
iPhone2台持ちのメリット
- 1台は常に通常使用、2台目をテザリングで別用途で使う。
- 2台目をMacと+連係カメラでビデオ会議用として使う。
- 2台目を自転車やバイクに装着してナビやビデオカメラとして使う。
- 2台同時使用で別アングルの高品質ビデオ撮影ができる。
- 1台を紛失してもほぼほぼ急場をしのげる。
残債設定型分割払いのメリット・デメリット
こちらも兄弟サイトの「レコメンド・マニア」にて、iPhone 15シリーズを残債設定型分割払いで一番安く入手・2年後に返却できるのはどこなのかを調べてみました。
結果、楽天モバイルの「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」が最もコスパが高いことがわかりました。
楽天モバイル買い替え超トクプログラム
- iPhone 15:実質価格 7万392円(2933円×24カ月)~
- iPhone 15 Plus:実質価格 7万8384円(3266円×24カ月)~
- iPhone 15 Pro:実質価格 8万9880円(3745円/×24カ月)~
- iPhone 15 Pro Max:実質価格 11万2392円(4683円×24カ月)~
ただし、「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」を利用する際は、支払いが楽天カードのみで、端末の返却時に事務手数料3300円が必要です。
では、メリットとデメリットを整理してみましょう。
メリット
デメリット
- 初期コスト、トータルコストが安く済む。
- 特典やキャンペーンの併用でさらにお得になる。
- 2年ごとに最新iPhoneの買い替えがお得にできる。
- 2年以降も使い続けて契約期間が終了すれば所有できる。
- 2年間は使い続ける縛りがある。
- 年1回発売の最新iPhoneに買い替えができない。
- 返却後に別途スマホが必要。
- 途中解約は残債の一括返済が必要。
- 返却時に故障がある場合は要別途費用。
楽天モバイルの「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」を活用すると、アップルの販売価格の約56%でiPhone 15シリーズを入手できます。
逆に言えば、2年後に返却する必要がありますが、アップルの販売価格より44%も安くなり、特典やキャンペーンを活用するとさらにお得になる可能性が。
ただ、支払い額だけを比べるとお得な感じもしますが、2年後には返却するので、一括もしくは分割払いで購入した後に下取りや買取りに出した場合の金額も気になるところです。
iPhone13 Pro 128GBで算出。買取額との差額で購入と2年使用+返却ではどっちが得になるのか
2年前に発売されたiPhone13 Pro 128GBのアップルの販売価格と執筆時点の買取サービス「イオシス」の買取価格をチェック。
iPhone15 Pro 128GBを購入する際に、iPhone13 Pro 128GBの買取額を差し引いた場合と、楽天モバイルの「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」を活用した場合では、どちらがおトクなのかを比較してみました。
・iPhone13 Pro 128GB→発売直後のアップルの発売価格:12万2800円
・iPhone13 Pro 128GB→執筆時点のイオシス買取額:8万7000円〜6万2000円
あくまでも参考ですが、アップルの発売価格の約70%〜約50%の買取額が戻ってくることが想定されます。
iPhoneの買取額は他のスマホと比べてかなり高額査定で価格が下がらないんですね。
そして、買取額を元手にiPhone15 Pro 128GBをアップルで購入すると〜
・買取り最高額の場合は、15万9800円-8万7000円=7万2800円で購入・所有できます。
・買取り最低額の場合は、15万9800円-6万2000円=9万7800円で購入・所有できます。
楽天モバイルの「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」でiPhone15 Pro 128GBを購入、2年後に返却する金額は、実質価格 8万9880円(3745円/×24カ月)。
買取り対象のiPhone13 Pro 128GBが美品の最高額で査定されたら、一括もしくは分割払いで購入・所有した方がお得。
過去の使用歴を振り返って、iPhoneにキズをつけることが多く買取価格が最低額になりそうな方は「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」がよいのかもしれません。
また、iPhone15 Pro 128GBをアップルで分割払いして購入・所有する場合と、「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」での月額負担を比べてみると〜
・アップル→36回払い4438円/月
・楽天モバイル→24回払い3745円/月
さてさて、アップルで購入して所有するか、楽天モバイルの「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」で2年使用後に返却するか、どちらを選びますか?